春は残酷である (障害とともに生きる)
著者: 星 三枝子
疾患名: スモン
出版社: 日本図書センター
発行日: 2001-02
RDDスタッフレビュー: スモンは、整腸剤キノホルムによる薬害が原因の難病である。昭和30年代から40年代にかけて日本各地で集中発生し、深刻な薬害事件として社会問題化し、各地で起訴が起きた。キノホルムの製造販売中止以降は新患者の発生はなく、年々患者は減少している。著者は急性大腸炎と診断され信じて飲んだ薬によって二十歳で発症し、盲目と全身麻痺を患った。薬害根絶への願いがこめられた一冊。