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著者: 宇都宮 直子

疾患名: ダウン症候群

出版社: 講談社

発行日: 1991-09

RDDスタッフレビュー: 不妊や流産を乗り越えて産んだ我が子がダウン症であった母による、出産前から出産後について綴った自伝風小説。不妊治療から出産に至るまでの苦労や、我が子がダウン症児であると知った際の衝撃、我が娘の将来に関する不安などを乗り越え、家族が一丸となって娘を育てていくことを決心する。その時々における著者の気持ちが赤裸々に描かれており、それであるが故に「この子を産んでよかった」という終盤の一文には前向きな力がこもっている。